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『相棒 元日SP』

『相棒 元日SP』面白かった。
http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/story/11.html
タイトル「アリス」との関わりは偶然なんだろうが──子爵令嬢瑠璃子やった広瀬アリスが妙によかった。

検索したら妹が広瀬すずといってやはりモデルらしい。







〈出店〉役の本宮泰風、やはりこういう役要員みたいにならざるをえないのかな。

ご存知松本明子の夫にして原田龍二の弟。原田は準レギュラー陣川警部補役だが今回は出ず。本宮さん『相棒劇場番2』にも上海マフィア役で出てるが今回は別役。悪役とはいえこういうふうに使い回されるのは珍しいんじゃないか。もうちょっと優遇してもいい気がする。








ところで今回のような陰謀路線ならやはり片山雛子さん絡ませてほしかった、『相棒XDAY』に繋げる意味でも。

↑『相棒劇場版1』より





























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紅白始末

小林幸子の出ない紅白は見まいと思ってたが、結局一応見た。うちにテレビが来て以来40年ほど依然1度も欠かしていないことに。
とにかく一番気になったのは堀北真希さんがどうにも乗り切れていないように見えたこと。番宣時のバラエティでたまに見るかぎりかなりイケると思ってたんだが。おまけに赤組勝ってりゃまだしも。ちょっと心配。

あとで泣いたりしてなきゃいいが。先輩内山理名さんがメールでもやるのかな、「とってもよかったよ、頑張ったねドンマイ」とか。




パフォーマンスのほうは1コだけに絞って挙げるとすれば、個人的にはMISIAですかね、「EVERYTHING」を『やまとなでしこ』のOP以外で本人歌唱聴く/視るの初めて、録画映像とはいえ。



※追記 MISIAさんアフリカ中継、ナマだったと判明。


























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篠崎愛の歌/「はてしなき恋」続報

『夢の紅白』を録画しつつ『中居8番勝負』『閑ジャニ仕分け』『芸人ガチゲンカ』『ボウリング頂上決戦』を代わる代わる視聴。最注目は『仕分け』で「つぐない」歌った篠崎愛のパネえ歌唱力だ。

マジ驚くこれは。勿論きゃりぱみゅのモノマネも見たがこっちのが断然凄い。もういい加減「ひとりじゃない」「君に逢えてよかった」「会いたくて会いたくて」なんて歌ばっか売ってる場合じゃないぞレコード会社さんよ。今すぐシノさんに鈴木道明のムード歌謡唄わせてCD出してくれ?





ところでその鈴木道明だが、克美しげる「はてしなき恋」オリジナルEP盤と八代亜紀『華麗なる女心・鈴木道明作品集』をどちらも既に入手してたのをすっかり失念してたorz

これらを見たところ克美バージョンもやはり前田憲男編曲だと判明したが、のみならずなんと八代のアルバムも全曲前田編曲だった! つまり前田は歌手別に全て編曲を変えていたわけで、その企みの深さには恐れ入るしかない。あと判っていないのは西田佐知子バージョンだけだが、それもおそらくは…





























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「はてしなき恋」始末

「はてしなき恋」についてはここ→http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20071228とかここ→http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20080115で書いたが、フランク永井によるカバーがなんとCD化されてることを知り即ゲットした。

このMEG-CDってのはある種オンデマンドの復刻レーベルみたいなものらしいがhttp://meg-cd.jp/ことフランク永井に関してはこの他にも多数出てる。しかもこの写真で判るようにジャケ写&CD本体ともに往年のアナログ盤をそのまま模してるようだ。50〜60年代前半頃はこのようにA面B面別歌手の抱き合わせがごく普通にあったらしい。ってことはフランクはこの曲を単にアルバム中でカバーしたとかってことでなくちゃんと自分のシングル曲として出してたってことでもある。尤も当然ながら当時は「カバー」とか「バージョン」とかいう言い方自体なくて、「競作」とか「あの歌手も唄ってる」とかいう概念でやってたわけだが。
ってことで論より証拠即UPしたこれがそれ↓。


でオリジナルの克美しげるのも実は奇特な人が既にUPしてて何度も聴いてる↓。


しかもなんと八代亜紀バージョンもUPされてた!↓いやこの人もアルバム中で唄ってるとは知ってたがCD化されてないので。


聴き比べるとイントロ等のアレンジがそれぞれ(おそらくわざと)かなり変えてあるので一概にいえないし、ほんとにそれぞれのよさが出てて好悪は決めがたいが(決める必要もないが)、敢えていえば個人的にはやはり長年記憶にあった克美しげるの若く力強い歌唱が今はまだ一番フィットするかもしれない。





ところでこの曲の作詞作曲者鈴木道明という人については一般的にはあまり知られていないと思うが、このブログでは何度か名前を出してきた。それは佐伯孝夫・吉田正コンビをも上回るムード歌謡史の最重要人物こそこの人だからなんだが、実はしばらく前になんとこの鈴木氏の自作歌唱アルバム(勿論アナログ盤)を入手した↓。

「赤坂の夜は更けて」「銀座ブルース」「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー」「女の意地」「夏の日の想い出」「北国は寒いだろう」等ムード歌謡草創史そのままといってもいい名曲の数々を全て自分で唄ってて(詞も全て自作)当然「はてしなき恋」も入ってるが、例の蓄音機で聴いてみると、歌唱自体は正直なところ失礼ながらやはりプロ歌手の人たちには敵わないと素人耳にも判る。だがそれより肝心なのは編曲が全曲前田憲男だという点で、解説の楠本憲吉(!)は「鈴木氏の音楽に前田氏の存在は逸せない」と書いてるが、実は上の↑フランク永井バージョンも前田編曲なのだ(但し鈴木アルバムとは微妙に違う)。ということはオリジナルの克美バージョンもそうなんじゃないか? もしそうなら前田氏は編曲を3者3様に変えてるってことになり、それもなかなか念の入った話だが…
ともあれ鈴木道明というこの稀代の異才に関しては引き続き要留意事項とする。因みに上の↑八代亜紀のアルバムもこの人の「作品集」と銘打ってて、同様に「赤坂…」はじめ鈴木ムード歌謡のことごとくを唄ってる。





























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『厭な物語』

『厭な物語』という本が来年2月に出るそうです。
↓書影・担当編集者さんのツイッターより

霜月蒼氏が発案し市民権?を得つつある「イヤミス」のクラシックを集めたアンソロジーとのこと。タイトルの割に可愛い表紙がイイ。クリスティーハイスミスの名前が見えるが「11のバッドエンド」とあるのであと9作家が帯に隠れてる模様。おいらも1つヤらせていただいて升、何卒お手柔らかに。
厭な物語 (文春文庫)





























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飯島直子結婚

飯島直子さん結婚。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20121226/enn1212261126004-n1.htm
いやお目出度いよ。よかったよかったお幸せに。出来れば子供も。



ところで飯島直子といえば『汚れた舌』(TBS2005)。

…が最後まで見てないんだよなこれ。なんかショック受けそうでコワくて。
勿論DVDBOXは持ってるから、この機に見ちまうかな。





























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菊地秀行『邪神金融道』

菊地秀行『邪神金融道』読んだ。

いやー凄いね。「解説」で植草昌実さんが「驚いてください。当惑してください」と書いてるが、まさに驚く。当惑する。何しろ邪神だろうとかまわず取立てに行くっていう〈サラ金クトゥルー〉だからね。そうこれは〈異形コレクション〉12『GOD』収録「サラ金から参りました」の続篇。いやーこのブッ飛びぶりはニャル子さんタイタス・クロウも降参する。「私にしか書けっこない」とあるとおりこれは菊地秀行〈印〉そのもの。朝松健『弧の増殖』もあの作家に「しか書けない」ものだったが、ここに来てこの畑でこの両雄の収穫が相次いだのは凄い。どうも最近この畑が解説本ばかり沢山出て頭でっかちになりすぎてるような気がしてたが──しかもこんな狭い畑で何かというと足の引っ張り合いみたいなことばかり目についたり(おいらも何度か引っ張られた)──そんな杞憂をブッ飛ばすこういう腕力に溢れた実作品の連発は痛快極まりない。作者「あとがき」がまた人を食ってる。「今どきクトゥルー神話を知らない非常識はいないと思うが」だって。非常識かよ! とさま〜ず三村も最近やらない突っ込みを思わずしそうになったよ。植草さんも負けじと悪乗りしてて笑える。「信徒たちが太平洋上に集うとの情報さえある」って… あるのかよ!
因みに版元創土社たしか菊地さんのデビュー前エピソードのところじゃね? そこからこの畑の自作を刊行したというのは一層感慨深いんじゃないか。
















ところで先頃越後人が色々ドンくさいところをお目にかけたお詫び… というわけけでもないが、東雅夫編『世界幻想文学大全』全3巻がドッと出てたのでゲットしてきた。

こういう大冊をドッと出しつつも怪談集めに全国回るんだからこの人にも頭が下がる。おいらもディック(笑)やラムレイ(笑)ごときで手間取ってる場合じゃないよな見習うべし。





























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