.

竹本健治さん

18(月)夜は竹本健治さんのお仕事場をこれまた数年ぶりに訪問。16日の本ミス二次会のあとはすぐ解散したのかと思いきや、主立った人たちがデニーズで三次会をやったとのこと。まあおいらみたいのが混ざるのもアレな大物の人たちばかりだったみたいだから、ヘタに行かなくてよかったけど。河内実加さんが二次会にいらっしゃったと聞き、お会いしたかったのに挨拶もせずと悔やみ。千街晶之さん末國善己さんにも会わずじまいで残念。それらお三方とは鮎川賞の折にきっと…
で肝心の竹本さんには、創元K浜氏から聞いたある話をしたところとても驚いてくれた。それは『原色の想像力』(創元SF文庫)収録の創元SF短編賞候補作「人魚の海」の作者・笛地静恵という人が実は竹本さんの知人だったということ。竹本さんはその人が創作を新人賞に応募してしかも活字化されてるとはご存じなかった由。おいらはその作「人魚の海」を読んでみたが、クトゥルー派としてはインスマス系?に入れたくなるイメージ豊かなわだつみ譚で感心した。K浜氏もこの作に触発されて『原色の想像力』というタイトルを発想したそうで、とにかくインパクト大な作品なのは間違いない。というわけで竹本さんとの絡みも含め今後の展開に期待。

なおこのアンソロジーには山田正紀賞作品「盤上の夜」も当然入ってるが、そちらの作者宮内悠介氏も竹本氏と旧知で、氏主宰の推協囲碁同好会にも入会し交流を深めてる。


深夜に立ち寄ったご長男竜都さんと再会できたのも幸いだった。巨匠大林宣彦が地方映画『この空の花』を撮った快挙の話をしたところ、竹本さんがやや懐疑的だったのに対し竜都さんは「周りで見た人は概ね好意的」と言ってくれて、いい息子さんや〜とあらためて感心。因みに現在アルバイトしながら映像作家を目指し勉強中。きっとお父さんを凌ぐ大物になる。
翌19(火)は昼食というか遅い朝食として竹本さんが手ずから素麺を作ってくれて感激。おいら事情で胃の容量が小さいので小盛りにしてもらったが、料理上手な人の手にかかるとこれが美味いんだな練り生姜が利いてて。

こちら↓は素麺を啜る竹本氏。

後ろのボードに並ぶのはヘビースモーカーの氏が使い果たしたライターのコレクション。右側のポスターはお気に入りの仲村みう。この机上で毎月新保博久小森収氏らとのコントラクト・ブリッジの会が催されてるとのこと。
竹本さんお世話になりました!