『厭な物語』続報
『厭な物語』出た。今回は裏表紙を↓。
「あなたの心を浄化します。たぶん」か、そうこの〈たぶん〉が大事。早速全篇読んだが、おいらはやっぱり浄化されない、基本ヘタレだからイヤな話ってやっぱりダメ。だからケッチャムとか平山夢明とかもう苦手。今回の中で個人的に一番イヤなのはローレンス・ブロック「言えないわけ」だな、なんかケッチャムの最悪時の筆を思わせて。あーやだやだ忘れたい。一方でハイスミス「すっぽん」とかは割と好き。ほらすっぽんなんてどっかユーモラスじゃん(かな?)。ジャクスンの名作「くじ」やランズデールのアレなんかもなぜか割と平気。なんかほら、アメ公どもの突き抜けすぎた脳天気さにどっか可笑し味があるじゃん(かな?)。千街晶之氏の解説はイヤミスの提唱者霜月蒼氏の名前と引用を紹介してて流石抜かりなし。あと京極夏彦『厭な小説』文庫化とあったのでそれも即入手してきた。そしたらそちらの北原尚彦氏の解説がまたイヤミス紹介のオンパレードで参った。それはそうと…
…こんな時間に誰か来たよ? また隣の部屋のエロ女だな、しょーがねーなまた相手してやっか。どれどれ今開けてやるから待ってろよ…
(※↑下段は勿論創作です、念のため)