小林幸子/古賀政男

｢中越大震災復興記念ありがとうコンサート・小林幸子と市民の絆｣於長岡市立劇場11/18。復興支援のため全席一律3000円。
いやーとにかく凄いエンタテイナーだな。和・洋・演・踊とここまで何でも完璧にしかもスケール大きくこなす歌唄いって他にいないだろう。そして圧巻はやはり冒頭とラストでの紅白〈衣装〉によるパフォーマンス。想像を絶するねこれは。最後なんかショゴスかはたまた御大ヨグ=ソトースの降臨かと思ったよ。
実は小林幸子はデビュー前に『歌まね読本』で美空ひばりの真似で5週勝ち抜いた頃(9歳)から見てるが、そのすぐあとのデビュー曲｢ウソツキ鴎｣(今回は回想映像での紹介のみにとどまった)がYoutubeにあったので採りあげてみる↓(但し歌唱は当時のではなく後年のものと思われる)。
http://jp.youtube.com/watch?v=jfFylC3o92Y
次に今回は当然ながら独りで唄った｢もしかしてPART2｣↓(因みにデュエットの作曲家美樹克彦が往年の青春派アイドル歌手目方誠だったことは知る人ぞ知る)。

ところで同夜の『歌謡コンサート』は期せずして小林の師であり｢ウソツキ鴎｣の作曲者である古賀政男(『歌まね読本』審査員長でもあった)の特集だったが、今回唄われてた中で個人的に好きなのは｢人生劇場｣｢無法松の一生｣の村田英雄物。この内前者は実は戦前の歌手楠木繁夫のがオリジナル↓で、村田のはカバーだとのこと。これは珍しい。