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ハンマースホイ/三池崇史

3/8(日)『新日曜美術館選』(去年11月OAの再)でヴィルヘルム・ハンマースホイという20世紀初頭のデンマークの画家を知った。常に後ろ向いてる人しかいない室内の図など変わった絵ばかり描いたらしく、一部にカルト的人気がある模様。一目見てビビッとくるものがあり気に入った。繊細な画風から北欧のフェルメールと呼ばれ実際影響もあるらしいが、でもむしろ心霊画・恐怖画に通じる何かもっと不思議な魅力があるような気がする。ノブのないドア、向きがちぐはぐなテーブルの脚の影などどこか謎めいてる。背中しか見せない婦人は画家自身の妻。昨年OAの頃東京で展覧会があったとのこと。にしても名前も変わってるよねハンマースホイなんて。









ところでその裏であった『天地人』(10回)は久々に面白かった。御館の乱前夜の緊迫が結構よく伝わってて、やればできるじゃん?て感じ。角田信朗が殊勲賞物だが、ニヤリとさせるのは現在『ヤッターマン』で席巻中の三池崇史が刈安兵庫という片目の武将やってること。出るたび鬼気迫る殺陣を見せてて得な役どころだが、今回最期を迎えた──かと思わせて実は違うんだろうなきっと。