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被ファール王

なぜかしら矢野貴章はJで誰よりも沢山ファール受けるらしいんですよ。昨季途中の地元テレビのインタビューでそのこともろ話題にされてましたが、たぶん最後までそう(被ファール1位)だったんじゃないかと。で今日のホーム京都戦ですよ、その被ファール王としての面目が俄然躍如したのは。まず前半京都DFシジクレイが矢野とボール追いかけ合って肘鉄顎に食らわせ一発退場、後半DF増嶋が矢野に後ろから頭突き食らわせてイエロー(ただしほんとは反則とられた不満から地面叩いたことに対するカード)、続いてMFアタリバが矢野の顎に肘入れて一発退場(もろシジクレイのリプレイかというプレー)、さらにその直後増嶋がまたも矢野に後ろ頭突き食らわせ2枚目イエロー(もろ1枚目時のリプレイ)で退場、おまけに立て続けのカードに抗議した加藤監督に退席命令、というわけで京都は最後の実質15分ほどを選手8人&監督なしで戦うはめに! 珍しいですよねそんなことって。しかも全てのカードが矢野へのファールだから、「何なんだよあいつは!」と京都の選手スタッフが頭にきたとしてもおかしくはないですよね。とはいえ、試合後「審判は故意の反則かそうでないか見極めてほしい」とコメント出したようですけど、故意も何も、録画見直したらたしかにどれも不必要に危険なプレーでしたよ。京都さん、いくら昨季笛絡みで色々あった折柄とはいえ、何でもかんでも審判のせいにするのも如何なものでしょうかね。昇格直後の連勝で気勢が上がるあまりやや調子乗りすぎ、なんてことも全くないわけじゃないような気もしますが……
で試合自体はアレッサンドロの虎の子の1点(公式戦3試合連続4点目)を守って新潟がどうにか逃げ切りリーグ戦初勝利をようやくあげたものの、中味としてはそんな圧倒的数的優位を活かせず逆に後半一方的に攻め込まれる有様で、監督選手ともに喜び少なく反省ばかり口にしてました。あちこちでよくいわれてるように「勝ち慣れてない」「自信失いかけてる」という状況がなお尾を引いてるってことでしょうね、まあ無理もありません。千葉と東京Vが敗けてくれたお陰でとりあえず最下位脱出とはなりましたが、この時期のそんな順位差なんて全然あてになりませんしね。
ところで矢野貴章ですが、大体何でそんなにいつもよくファール貰っちゃうんでしょうかね? たしかに運動量豊富で四方八方に顔を出す上にキープ力もありゴール前の泥臭さもあるので危険視されてる、ってことはもちろんあるんでしょうが、それにしても異常に削られすぎですって。今日の試合でも相手3人退場に追い込みながら実はノーゴールどころかノーシュート。たしかに大貢献(?)してるとはいえ、それだけじゃ代表に呼び戻されるのはまだまだ難しいような気がしますが……
(↓写真はオフの雑誌取材用撮影でカッコつける矢野貴章氏)