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TVで見る局所的歌謡事情

夾竹桃(お得シングル) 大全集 玄海船歌 海ぶし/八尾恋歌 置き手紙 愛のままで・・・ Say Good-bye(DVD付)
昨日(6/17)から今日にかけて個人的にちょっと気になる歌謡情報を立て続けに目にしたのでメモを。
まず『ぴったんこカン・カン』では藤あや子坂本冬美の仲よしコンビが清里小淵沢といった方面でグルメ三昧──といっても高級料理とかいうんじゃ全然なく、現地に自作陶芸のギャラリーを持ってる藤あや子が手作りカレー食わせたりという気さくなネタで、二人のリアルな交友が垣間見れたのはよかった。最後に唄った「恋のバカンス」は流石にハモリが見事。(ただし坂本は先年のコンサートがややがっかりだったので、ジャケ写紹介↑は藤だけにしとく)
同じ日のすぐあとの『NHK歌謡コンサート』から何人かを。まず久々に杉良太郎の「すきま風」を聴いたが、やっぱいいね。新曲「矢立の杉」プロモーションのための出演だったようだが、この代表曲には敵わない。因みにPuffy亜美は杉良の大ファン。
氷川きよし玄海船歌」は今までになく〈氷川オリジナル〉色を強く打ち出した曲で、結構いい。これまでは〈橋幸夫路線〉とか〈三橋美智也路線〉とか既存のイメージ狙いが目立ちすぎだったが(といっても彼の場合はそれがどんぴしゃ嵌まるから許せるんだが)。
島津亜矢はいつもの振袖姿ながらの男歌路線だが、CDボックス・セット通販の新聞広告見て驚いた、彼女三波春夫の一連の歌謡浪曲を本格的にカバーしてるんだな。そういうことやれる若手って貴重じゃなかろうか。あとは何かもう一皮剥けるのが必要かも、天童よしみみたいに?
藤本美貴が歌謡曲路線で新曲出したことは小耳に挟んでたが、その曲「置き手紙」を実際に唄うの初めて聴いた。この方向やっぱ彼女に合ってるわ、つんく♂Pもそう思ったんじゃないかな(ただし作曲は杉本真人)。歌はもともと中澤裕子よりは格段に上手いし(姐さんごめん)。
秋元順子「愛のままで…」はこれで三回目の『歌コン』出演だと思うが、実は相当気に入ってる。近頃絶えてなかったカンツォーネ風?本格的王道歌謡曲。今年ブレイク組としてはジェロの陰に隠れちまってるが、じわじわときてるのは知る人ぞ知るところ。↓(3分)

同じ17日深夜の『音楽と髭』(新潟ローカルのアーティスト・インタビュー番組)では1年ぶりの笹川美和(紫雲寺=現新発田市在住)を見て驚いた、いつの間にかエイベックス辞めてたんだって。本人も認めてるように、あまりにもメジャーなリーグにはやはり合わせにくかったんだろうな。でインディーズで出した新ミニアルバム『miwaBLUE』はアマゾンにもなくて、ここ↓からでないと買えないらしい。でも長岡の新星堂なら多分置いてあるだろうから、しょうがない買ってやるか、先行きちょっと心配だし。
http://aprilrecords.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=353505&csid=0&sort=n

さて最後は今日(6/18)の『グータンヌーボ』と『Ch-a』に出てた新人谷村奈南(ななと読む)。なんかまた踊りながら歌うセクシー系が1人出てきたな程度の認識だったが、今日あらためて見&聴いたら、意外にもかなりのツボだと判った。まずルックスが好みの上に、声と唄いっぷりも驚くほどいい。他の帰国子女系はどれも個人的にぴんとこないが(AIとかmelodyとか)、この谷村って娘はちょっとモノが違いそうだ。まだシングル3曲出してるだけみたいだが(どれもDVD付)、今プチヒット中らしい「JUNGLE DANCE」よりその前の「Say Good-bye」が気に入ったので、その映像を挙げておく↓(3分半)。アルバム出してほしいね、勿論DVD付で。


ついでに、藤本美貴謡曲路線への契機になったとおぼしきハロプロ内シャッフル・ユニット〈セクシーオトナジャン〉の唯一の楽曲「オンナ、哀しい、オトナ」を紹介しておく。世間的にはほとんど知られていないが、個人的にはつんく♂随一の名曲!↓(5分半)