CM

ブライアン・ラムレイ『タイタス・クロウの帰還』が発売になりました。
内容的には、今回はとにかくぶっ飛んでます。ぶっ飛び過ぎで心配です。それ以上は申さぬが華でせう。
解説はゲーム関連書界の俊英にして鬼才・森瀬繚さん(ここで紹介→http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20080724)が力篇をものしてくれました。
同シリーズとしてこれまで『タイタス・クロウの事件簿』『地を穿つ魔』が出ていますが、お陰さまにて前者は6刷後者は3刷を重ねてます。とくに『事件簿』が近年になって急に多くのお客さまに買ってもらえるようになったのには、ある明快な理由があります。それはクトゥルー神話の要素が織り込まれたゲーム『デモンベイン』シリーズ(ニトロプラス)が、このクロウ物を関連書目としてくれたからです。今回の『帰還』が出せるようになったのも、遠因はこの『デモンベイン』が依然ファンに熱く支持され続けているからにほかなりません。そこで、感謝の意を込めてこのゲーム・シリーズも紹介しておきます(といっても訳者はそちらの世界に全く疎いので単に貼り付けるだけですが)。これまでに『斬魔大聖デモンベイン』『機神咆吼デモンベイン』『機神飛翔デモンベイン』等が出ていて、シナリオ創作は全て鋼屋ジンさんです。
http://www.demonbane.com/

なお鋼屋ジン原案・古橋秀之/涼風涼著の小説版『斬魔大聖デモンベイン』シリーズ(角川スニーカー文庫)、種子島貴作・たなか友基画のコミック版『機神咆吼デモンベイン』シリーズ(カドカワコミックス・エース)も出ています。またTVアニメ『機神咆吼デモンベイン』も放映されDVD化されています。

最近クロウ物のみならず『ラヴクラフト全集』等にも｢デモンベインの原点｣の帯が掛けられるようになったのも以上の理由によります。
というわけで、鋼屋さんには足を向けては寝られないという次第。