『愛していると言ってくれ』

○田○希子は『愛していると言ってくれ』(1995)での豊川悦司の妹役で衝撃的にデビューした。このブログでこれまで1度も触れたことがないが、同ドラマは実のところ連ドラ史上の個人的ベストワンだ。ただし内容については語ると長くなるのでやめとく。なぜベストかも巧く語るすべを持たない(ってまるでわけわからんこといってるが)。とにかくこの作で北川悦吏子を知りただちに個人的ベスト脚本家になった(因みに北川があの『ロンバケ』でもう1つのブームを巻き起こすのは翌96年のこと)。有名な伝説の1つに｢このドラマのせいで日本中の書店から手話の本が消えた｣というのがある。常盤貴子はこれで一躍視聴率No.1女優となり(松嶋菜々子の登場まで)、主題歌｢LOVE LOVE LOVE｣は250万枚を売りH Jungle With tの｢WOW WAR TONIGHT｣を抑えて同年の最高売上曲となりドリカム最大のヒット曲となった(おいら1度だけカラオケ唄った)。
でこのドラマでの〈彼女〉の役どころとしては最初かなり強烈なブラコンでヒロインを邪魔するがのちに急速に協力的になって好感度上げてた(そういう三角関係とその曖昧な収束は北川恋愛物のある種のパターンで、豊川の元恋人役の麻生祐未の場合も然り)。後年には主演作もあるが他の代表作というとやはり『白い巨塔』での石坂浩二＆高畑淳子の令嬢役ってことになるだろう。
ところで上のショット↑はカメラ小僧によるデビュー当時の通学スナップとおぼしいが、この制服だけでどこの高校か判る人は立派な芸能界通だ(ってそれが判るぐらいの人は〈彼女〉がどこ出身かも先刻承知だろうが)。ヒント、先輩山口百恵菊池桃子。

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20090804063.html