.

『赤い霊柩車』

ゲラ見どうにかけりがついたのでここらで更新を。
(まずプチ宣伝。P・K・ディック『未来医師』5月下旬刊行予定。http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488696191 解説・牧眞司さん)
















ってことで久々の『赤い霊柩車25・呪いの絵馬』。http://wwwz.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2010/100319-055.html

再三だが狙いは勿論片平なぎささん。いわずと知れたサスペンスの女王でその主演作数は自身「数えるのやめた」というほどの厖大な数だが、中でも代名詞的なのがやはりこの『赤霊』シリーズ。↑上の公式で詳しく語られてるが、そのサワリを引用しておく。【『赤い霊柩車』といえば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、化野の念仏寺における、冒頭のプロローグ部分だろう。まさに番組の象徴ともなっているシーンで、必ずドラマの内容とリンクさせた最新の葬儀事情をコミカルに描いていることから、この導入部分を毎回楽しみしているファンも多い。「『赤い霊柩車』作品」の世界に入って行くにあたり、プロローグから入るこの導入部分は極めて大切で、スタッフが特にこだわって制作している部分なのだそうだ。ここですうっと作品の世界に入ったところでドラマが始まるというのは他のドラマにはない、当作ならではの大きな特長であり、実は監督もこのシーンの撮影に最も神経を使っているという。さらに、キャスト・スタッフ全員が「この2人の漫才は名人芸の域!」と絶賛し、もはや番組の名物ともなっている石原葬儀社の大番頭・秋山(大村崑)と良恵(山村紅葉)との絶妙な掛け合いも、もちろん今回の盛り上げに一役買っているから絶対に見逃せない。】というわけでこんにちなおドラマで大村崑(『とんま天狗』『番頭はんと丁稚どん』)を見れる稀有な番組でもある。また片平さんは女王と呼ばれながらその厖大なサスペンス群が全くソフト化されていないという不遇な面もある。せめてサスペンスの最老舗として長年テレビ界の一隅を担ってきたこの『赤霊』ぐらいは傑作選BOXでも出して報いてもいいんじゃないか。
ところで今回のメインゲストは川島なお美だが、個人的にそれ以上に気になったのが金山一彦。というのは今夜(4/5月)の『探偵左文字進14』でもサブゲストとして出てたから。とにかく最近の金山一彦というと(最近に限らないが)サスペンスでの悪いやつ(といっても犯人役であることはむしろほとんどなく、専らゲストヒロインに絡む暴力的で激情型な困った男の役が多い)のイメージが強すぎて、なんだかみっちょんがちょっと可哀相な気がするってこと。