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アルビ3点差ひっくり返す!

既に敗退が決まってるナビスコ杯、アルビレックス新潟はホームでの対大宮戦で前半0-3から後半4得点の猛攻で逆転勝ちした。
http://www.47news.jp/sports/localsports/2012/06/post_20120628152216.html
http://www.sponichi.co.jp/soccer/games/2012/nabisco/stats/yosen_standing.html

↑ヘッドで3点目決めるDF鈴木大輔
新潟にとって既に敗退してるなんて関係なかった。そんなこと考えてられない状況だ、とにかく肝心のリーグ戦で点がとれない勝てない降格圏を出れないの蟻地獄で、掴める藁の一本でも見つけられればというときなのだから。しかも蓋をあけてみれば前半だけで3点差の上に相変わらずの無得点という絶望的展開。だが何がどう作用したのか(って当然尻に火が点き過ぎた結果と言うしかないだろうが)、今季初スタメンの木暮・リーグ戦未得点の平井・五輪も危ない鈴木大輔・結果の出ない逸材鈴木武蔵の崖っ縁4人が次々決めた。しかも複数得点はリーグ戦カップ戦通じて今季初(!)。まあこんな奇蹟もあるときはあるってことだが、それ以上でも以下でもないってことはおれら外野がとやかく言うまでもなく選手・監督が一番よく判ってるはず。とにかく今はすがれる藁の一本が見つかったことを大いに喜べばいい。そしてすぐに全てを忘れて次へ向かうことだ。楽観してる余裕も悲観してる暇もまるで残されちゃいないんだから。
だが新潟はどうやら今季こそ降格しそうだ。もちろん選手・監督はそんなことゆめゆめ考えてないだろうし考えてちゃいけないが、しかし外野は密かに覚悟しといたほうがいいかもしれない、たとえ口には出さずとも(って自分で出してるが)。ある意味、これ以上毎年ぎりぎりで引っかかり続けて変に勘違いする(おれたちはずっと大丈夫なんだ、とか)より、もうそろそろ腹をくくって1度地獄を見たほうがいい時期なのかもしれないから。柏も広島もFC東京もあの仙台もみんな地獄に落ちたあと強くなって這い上がってきてるんだから。無論構造上の問題はあるが(いい選手が育つと必ずビッグクラブに引き抜かれるとか=マルシオ・永田・千代反田・チョヨンチョルetc枚挙にいとまなし)、そんなことばかり言ってても前は向けないから、とにかく今は気持ちをひとつにしてがむしゃらにやってほしいと願うばかりだ。
たとえこの奇蹟の大逆転を報じるスポーツ紙がただの1紙もなかろうとも…