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Electro Swing

ここ→http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20120821でちょっと触れたエレクトロ・スイング。ビレッジ・バンガードの策にまんまと乗せられ『Beginners Guide to Swing』ゲット↓。

と言っても尼で中古の投げ売りを買ったんだが(V・Vさんごめん)。既にハマりつつある。いやーゴキゲンだわこれ。ていうかリミックスどうこう以前にそもそもスイングってもの自体がハナから凄かったんだってことに目鱗された感じ。それとこの手のものにはとにかく〈過去映像〉が欠かせないってことをあらためて思い知らされた。論より証拠まずはClub de Belugas ft. Fred Astaireで「Puttin' On The Ritz」↓。これはもう音楽というよりフレッド・アステアのパフォーマンスだけでも理屈抜きで目を奪われる。

次はParov Stelar「Libella Swing」↓。別の映像のもあったがこれが秀逸。

Chinese Manの「Artichaut」↓。この例だと実際のリミックス・アーティテストのラップやってる映像とかが混ざってるので却って萎える。

でこのCDは上の写真のとおり3枚組で、disk1が上の3曲のようなエレクトロ・リミックス・スイングの好例集、disk2がアレンジされてない本物のスイング黄金期のスタンダード集、disk3が後年世界に波及してからの各国の独自スイング集になってて、この「3」には日本の例も1曲入ってる。それがなんとあのトニー谷の「さいざんす・マンボ」だ! いやーそこに来るかって感じだが、たしかに変にオーソドックスに舶来の真似してるだけのマジメなジャズメンのよりもずっとユニークだし独自色に富んでるわけで、その選択眼には拍手すべきだろう。でこのアルバムにはオリジナル曲がそのまま入ってるんだが、これ↓はようつべで見つけた「さいざんす・マンボ」の〈ザンス・ミックス・バージョン〉(!)てやつで、日本のアーティストの手になるリミックスと思われる。これまたとにかく映像がよすぎ。

デュエットしてる女性は宮城まり子らしい。しっかし懐かしい。今思うとほんと凄いパフォーマーだったんだなトニー谷って。


Beginners Guide to Swing






























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