山口智子

期待株が多い反面帯に短し襷に長しみたいな(使い方間違ってるかな?)キャスティングが多い来期の連ドラ界だが、これは近頃珍しく豪華な顔ぶれだ。
『ゴーイングマイホーム』(関西TV火10フジ系)。http://www.ktv.jp/goingmyhome/index.html

映画界の大物是枝裕和＆今一番ゼニのとれる俳優阿部寛を担ぎ出してるってことで予算も潤沢なんだろうが、中でも目玉は16年ぶりの民放連ドラという山口智子(↑相関図・中央下段)。『王様のレストラン』(1995)もあるが山口智子と言えばやはり何といっても『ロング・バケーション』(1996)だ。キムタク主演ドラマで唯一面白かった作だと言えるのは山口がいたからこそ。勿論脚本北川悦吏子の存在もあるがあれに限っては北川もキムタクも山口を活かすための脇役に過ぎなかった感は否めず、つまりそれほど彼女が輝いてたってこと。思えばあの頃って恋愛ドラマでも面白いのがゴロゴロあった、『愛していると言ってくれ』といい。因みに「16年ぶり」というのはその『ロンバケ』から数えてのこと。
でこの『ゴーイング…』はホームドラマという触れ込みだが、妖精を信じる人々が暮らす長野の村なんてのか出てくるそうなのがちょっと怪訝にはなるがまあとにかく山口智子を活かせるかってところが鍵だろうやはり。

↑『ロンバケ』での山口智子。↓こちら『王様のレストラン』。

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