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J・ケッチャム&L・マッキー『ザ・ウーマン』

金子浩さんからジャック ・ケッチャム&ラッキー・マッキーザ・ウーマン』(扶桑社ミステリー)をいただきました。
http://www.fusosha.co.jp/book/2012/06680.php

↑帯の惹句でツカミはOKですよね、あの〈オフシーズン〉シリーズの新作です。巻末に関連短篇「カウ」も収録。即拝読しました。
ケッチャムについてはこの辺→http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20100901で長たらしく書いたので、今回はもうくだくだとは書きませんネタバレになってもいけないし。 
前も書いたようにケッチャムって基本大の苦手作家(基本ヘタレなもので)だけど、ただこのシリーズはあまりの突き抜け過ぎ感が却って割と平気だったりしたんです。でも今回はねえ… 終盤からラストにかけてとさらにそれに続くチャプターと言ってもいい「カウ」にいたるまでが、現実にあったある事件(内容自体はまるで違うにも拘らず)と脳内で否が応でもリンクしてきてしまい、何ともいや〜な気分がこみあげてきたんです。う〜んこれはちょっとクルなマジで。
…というわけで、霜月蒼さん!(と呼びかけ) 今年のイヤミス・ベスト(いやワーストか?)はもう決まりかもですよ!



それから外せないのが、この小説が映画化され何と10/20からシアター渋谷Nで公開予定だってこと。
http://the-woman-movie.com/  https://twitter.com/the_woman_movie
ヤだねーこんな話がもう映画かよ、絶対見たくないイヤ見ない。10月上京するけど初旬でよかった遭遇しないで済む…
あとも1つ注目は友成純一さんによる「解説」。世界を股にかけるホラー映画ファンでその筋の海外交友も深く、『ザ・ウーマン』を某映画祭でいち早く見てきた友成氏ならではの文でタメになること請け合い(ケッチャムとの遭遇エピソードなど思わず括弧笑)。なお疎くて知らなかったが共著者のラッキー・マッキーという人は映画監督で今回の作品を撮った当人とのこと。
というわけで金子さんありがとうございました!
(※蛇足ながら今回も訳文はノッてますねー。ケッチャム世界は金子氏の翻訳でこそ活きます。元ハロプロヲタ仲間のおいらが言うから間違いありません)
ザ・ウーマン (扶桑社ミステリー)





























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