『悪魔のようなあいつ』続
積雪に些かの懸念ありて25日早朝に帰岡せしも、屋根・家周りともにさほどのことなく安堵す。市内でも比較的少ない方面なればなり(そもそもさあらざれば冬場の長期不在は不可なり)。昨日27には遅い年始のためバスにて栃尾に赴きしが、彼の地は流石に多し。町場・郊外でも既に雪降ろし2回3回はざらなり。山添いでは悠にその倍以上ならん(そちら方面の親類にはバス本数少なく断念す)。斯様なるとき自家用車なしは不便なれど、もとよりそは承知の上なり。29日深夜発の便にて再上京の予定。
閑話休題、このあたり→http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20121216 http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20121219にて触れし『悪魔のようなあいつ』DVDの未見1巻を帰宅の機に視聴せり。但し入手しおるDVDは全9巻中8巻までなるゆえ、残る1巻は後日入手の機を得しときにならざるをえず。
後半の最ポイントはニヒル派怪優細川俊之の赤子を負いたる悪役中国人を措いてなし。赤子を負いしままにての女人絞殺は若山富三郎の茶の間での銃撃戦と並ぶ抱腹シーンなり。全篇を通じての最注目はやはり沢田研二・藤竜也・荒木一郎のメイン3♂キャラの愛憎入り乱れる複雑怪奇なる絡み具合なり。とくに藤演ずるクラブ〈日蝕〉社長の低めにかけしサングラスの陰の眼を剥きての可門良(沢田)への〈愛〉の熱演は鬼気迫るものなり──迫りすぎて苦笑を誘いしもままあれど。
ついでにはあらざれど、細川俊之に関し忘れがたきは中村晃子との異色デュエット曲「あまい囁き」↓(嘗てここhttp://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20090902で採りあげしことあれど既に削除されたれば)。
この映像タイトルに「ご冥福を…」とあるは細川さん2011年に逝去されしがゆえなり、げに残念。
.