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ホラー映画メモ

叫 プレミアム・エディション [DVD] LOFT ロフト デラックス版 [DVD] 口裂け女 スペシャル・エディション [DVD] 隣之怪 四談 ダレカイル [DVD] いちばん暗いのは夜明け前『ティッシュ』 [DVD] サイレントヒル [DVD] 輪廻 プレミアム・エディション [DVD] ゾンゲリア [DVD] 黒川智花主演 山田悠介原案「8・1」 [DVD] 犬神家の一族 通常版 [DVD] 犬神家の一族 [DVD] テキサス・チェーンソー・ビギニング アンレイテッド・コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD] ジェイソン X 13日金曜日 [DVD] 着信アリFinal スタンダード・エディション [DVD]
最近──といってもどのくらいのスパンか判らずいい加減だが──見たホラー映画方面(ドラマのソフト化もあり)を挙げてみる。忘れてるのもありそうなので主なところを、ってことで。
黒沢清『叫』は一番最近見たもので、久々に葉月里緒奈が出てるってことでも興味あった。実は最盛期かなり好きだった女優で、出演ドラマはほとんど見てる。やっぱ<この世ならぬ美女>系はこの人にとどめ刺すよね。でこの映画はというと案の定一般の好みは両極に分かれてるようだ。まあそこが黒沢清なわけだが、俺は好き。『LOFT』もいいよね、とくにラスト。どっちもなぜか<水>系。
話題の『口裂け女』は監督白石晃士なのと水野美紀がどうなってるかってところが的だったが、水野は相当頑張っててよかった。大味な女優なので最近ドラマ界から干されつつあるが、これ機に(?)活路を見い出してほしい。あと白石晃士は普通系のも撮れるんだなと再認識。『黒呪霊』(若槻千夏主演・VHSのみ)見てたのでそうらしいとは思ってたが。いやとにかく『ノロイ』(←続篇に期待)があまりに凄いので異常映像しか撮らない人なんじゃないかと案じてたので。因みにこの映画(『口裂け女』)は杉江松恋による小説版とは大きく違ってて、それぞれに楽しめる。
『隣之怪』シリーズの『四段・ダレカイル』は夏川純主演てことで。年齢詐称で猛バッシングされたグラビアアイドル。そういう<孤独な>芸能人に惹かれがちかもしれない、上の葉月里緒奈にしても。演技力は同僚の安田美沙子熊田曜子より格段に上。それは『いちばん暗いのは夜明け前・ティッシュ』でも証明済み。
『輪廻』は清水崇&優香。優香もなかなかいい、テレビでの人気が一段落したところでこう活かされるってのも。
着信アリFinal』は堀北真希黒木メイサ。この二人が主演なのは同じダクション(スイートパワー)だから。先輩に内山理名がいて看板女優だったが、堀北が長澤沢尻と並ぶ若手トップに躍り出たことで完全に逆転した。内山とは『生徒諸君!』はじめ何度もバーターしてきたんだが。それはそうとこの『着信アリ』シリーズは結構好きだが、一番好きなのは菊川怜主演のテレビ版だったりする。
『8・1』は噂の山田悠介原作だが、主演の(これまた噂の)黒川智花がどんな子か見てみたいってことで。
犬神家の一族』は珍しい同監督リメイクで、直後に前作も見直した。たしかにこれほど同じってのも可笑しいよね、洋画じゃ『サイコ』がそうだったがあれは監督違うし。監督の松嶋菜々子萌えじゃないかって声があったが、多少その気味も。あと前作見ると川口兄妹とかが懐かしかった。
洋画ではまず一番最近見た『サイレントヒル』。日本製ゲームが原案らしいが、そっちについてはまるで無知ながらも、とくに気にせず楽しめた。ただ、あの悪役ばあさんはもっと苦しめんとフェアじゃないんじゃないかとちょっと思った。
テキサス・チェーンソー・ビギニング』を見たってことは前作『テキサス・チェーンソー』も見たはずだが、どうも忘れてる。でこのビギニングはかなりクルね、<痛い>ってのに弱いやつとしては。でも『ホステル』見るための耐性がつくとまではいかないだろうなまだ。
『ジェイソンX13日金曜日』はこれまた超続篇で、やっこさんついに宇宙にまで飛び出しちまった! それはまあいいとしても、あの造形はいかんな、やっぱどこまでいってもズダボロで通してほしい。
ゾンゲリア』は昔見たが、冒頭とラスト以外の記憶が朦朧としてるのが気になって見直し。そしたらやはりなかなかよくできてた、とくに葬儀屋じいさんとの押し問答シーンは秀逸。DVD再発売されてなくて中古が高値になってる。

総じて、最近はどちらかといえば邦画ホラーのほうが親しめる感が大きい気がする、年のせいかもしれないが。ほとんどが二番煎じ三番煎じだとわかってても、なぜかとりたててつまらないってことはない。困った性分だ。テレビでの怪奇系再現ドラマなどについ見入ってしまうのに似た感覚かな。