ある心霊映像

昨夜TBSでやってた『世界の恐怖映像2008! 本当にコワい絶叫スクープ50連発大放出SP』(長げーよ)は俺らみたいに古いブラウン管テレビで見てるやつにはそれぞれの映像の恐怖ポイントが見づらくてどうも閉口だったが(矢印で示すとかマルで囲むとかしてくれないので)、その中で大分最後のほうで(2位とか3位とかその辺だったと思う)10年ぐらいとかかなり前のある心霊番組で相当詳しく採りあげてたある映像の省略バージョンが入ってて、オッと思った。というのはその10年ほど前での元バージョンとその逸話がかなり怖かったのをよく憶えてるからだ。
それは若者2、3人がふざけてトリック映像を撮ろうとしてて、1人が襖戸のわきでジャンプして空中でパッと消え、もう1人が戸の陰からすっと顔を覗かせて、瞬間空中移動したみたいに見せかけようとするんだけど、できた映像を見ると、戸の陰から覗いた顔が見知らぬ顔のように見えるというものだった。しかもその顔の覗く｢位置｣が不自然に高すぎたりもするので、これはひょっとすると霊が介在しちゃったんじゃないか、というような話だった。パターンとしてはありがちなのかもしれないが、その｢覗く顔｣自体に妙に真に迫ってぞっとさせるものがあった(たしか自分で録画したビデオがまだどこかにあるような気がするが、探すとなるとまた大変だ)。下に張ったのは↓その元番組でのバージョン(らしきもの)をネット上で拾ってきたのだが、こうしてパソコン画面で見るとその｢顔｣が小さいしボケてるし短いしで、よく判らず苛立たしい。それでも一応人によってはかなり怖いかもしれないので、見る際はご注意を。
http://jp.youtube.com/watch?v=GzyKEezARsI
ところでその10年ぐらい前の番組というのは島田紳助がメインになって数人が怖い話を紹介しあうというもので、霊感が強いという中條かな子が話した逸話も相当怖かったのを記憶してて(今回は省くが)、とにかく数ある心霊番組でもかなり傑作(?)に入るんじゃないかと思ってる。因みに上の↑映像がその元番組のだと思うのは、冒頭に入ってる声がそのときの紳助であるように聞こえるからだ。
要するにいいたいのは(と無理にまとめる必要もないんだが)、ほんとに怖い映像には、それが本物の霊だとかいう以前に｢何か｣があるってこと。たとえば上のにしても、仮に霊じゃない(99%そうだろうが)にしても何か妙に心騒がせるものがあるのはたしかだ(少なくとも俺には)。よくある心霊写真でも、｢あ、こりゃきてるな｣という怖さのポイントが、本物かどうかなんてこととは別のところにあるように思うし。だから好きなんですよそういうのが。

ところでその流れからか、『ネットの超怖い話・冬の怨霊編』というDVD付きムック(メディアックス発行)をたまたま今日買ってきてしまったが、その中でとくに｢きてた｣ものは｢The Hands Resist Him｣というある｢絵｣にまつわる逸話だ。それをネタにした映像があったので挙げておくが↓、これは上のに比べたら本当に相当怖いので、よほど心づもりのある人でないかぎり見ないほうがいい。おいらは怖がりなのでかなりびびった。
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