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「みのもんた懐かしの歌謡曲」

鶴岡雅義と東京ロマンチカ 名選集 星降る街角~湘南物語 歌が唄いたい!!ベストヒット&カラオケ ロス・インディオス
みのもんた懐かしの歌謡曲・あの思い出をもう一度…昭和の名曲を本人が熱唱」 テレ朝が改変期や盆暮れにやる懐メロ…というのももうちょっと当たらないちょうど俺らの世代である70-80年代の歌謡曲を時代背景振り返りつつ聴き直す番組。しかし、だ。どうも早くもマンネリ化してきたな。それがいい意味でならむしろ歓迎なんだが…まず、定番とか前と同じ曲とかしか紹介しなくなったことと、歌そのものより時代回顧が長すぎること。回顧の部分が下手に受けたものだから意識的にそう転換したんだろうが、そういう後ろ向き性自体が長続きしなくなる前兆だな。何かつったら「神田川」と「恋に落ちて」だろ。はっきりいってもう聴き飽きたよ。一番珍しい映像が柴田理恵の唄う山本リンダじゃどうしようもない(熱心な学会員柴田がリンダ熱唱するのは理の当然だし、そもそも高橋ジョージと柴田が並んでるあたり番組自体に学会臭があったような気もする)。個人的に一番の聴き所であるムード歌謡にしても、ムーディ勝山をキャスティングってところからしてすでに思いきり安易だし(そもそも俺は彼を本気のムード歌謡サポとしてはまだ認めていない)、ラインナップもマヒナ・ロスプリ・ロスイン・東ロマ・ハピブル・クルファイといつに変わらぬ「メジャー揃えりゃいいんだろ」ぶり。
ただちょっと目を惹いたのは、個々のグループの面子の異動だ。東京ロマンチカはなぜか今夜は4人でやってた。三條正人メインボーカル鶴岡正義ギターはいいとして、コーラスが二人しかいない。三條脱退(のちに復帰)時に加入したという浜名ヒロシ(ジャケ写前段左端)ともう1人(名前不明)だけなんだが、この二人がよかったのは、ただ棒立ちの添え物じゃなくて微妙に仕草や表情に変化をつけていて、「ことあらばオレがメインに」とでもいうような積極的なパフォーマンスが窺えたことだ。
ロス・インディオスではギターやアルバ(ラテンハープ)を担当してたチコ本間(ジャケ写右端)が亡くなった後の収録だったが、そのことに触れなかったのはやはり残念だな、他番組では出演時にちゃんと哀悼の意を示していたから。因みに日本で屈指のラテン楽器奏者だったらしい。
敏いとうとハッピー&ブルーは前にも書いたようにスター・ボーカリストだった森本英世が抜けて久しいわけだが、今夜の「星降る街角」では例の宍戸勝(オーレンジャー役者・ジャケ写前段左端)ともう1人(名前不明)がメイン張ってた。ふいんきあってなかなかよかったわ。