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Recado Bossa Nova(The Gift)

Blame It on the Bossa Nova Dippin
大昔カセット失くしたきりの(そんなんばっかだが)イーディ・ゴーメのアルバムBlame It on the Bossa Nova(「恋はボサノバ」)が、というよりそれにしか収録されてないThe Giftがどうしても聴き直したくなって中古を即買い(すでに廃盤なので)。そう、80年代に煙草のCMに使われて一躍スマッシュヒットになったあの曲だ。勿論おいらもあのCMで知り、一聴で心底魅せられちまった口だ。やっぱメロディがツボにくるのって瞬時の出来事だからね。ところでこの歌はRecado Bossa Nova(「リカード・ボサノバ」=ボサノバで挨拶を、みたいな意味らしい)という原曲に詞をつけたものとのことで、その原曲のほうはサックスのハンク・モブレーのDippin'に入ってるのが有名らしいのでそっちもつい手に入れ(勿論安かったので)、他にもないかと検索してみたところ…なんとYouTubeにこの曲のいろんな演奏映像が20件以上もあることがわかった。↓
http://www.youtube.com/results?search_query=Recado+Bossa&search_type=
肝心なゴーメとモブレーのはなぜかないものの、ビッグバンドからギター1本に至るまで多様な上に、ハモニカやバイオリンのまであるのには驚き。時間も1分程度から8分以上の本格的パフォーマンス(それがまた結構多い)までさまざま。全部聴いて(視て)みたが(ただし3つ4つ混じってる別曲のは除いて)、どれもそれぞれに味があっていい。こりゃダメだなんていって途中でやめたのは1つもなかった。やっぱこれも曲の力がなせるワザかな、なんてね。絢爛な「リカボサ」祭りを堪能したわけだが、中でも「この一本!」というのをここに貼りつけてみたい(実はこれがお初のようつべ試し貼り)↓。Laurent Fourgo(ローレン・ファーゴかな?)というサックス奏者のだが、この映像では照明のせいで左のピアノのおっさんのほうが目立ってるしいい味出してる。(時間は6分弱)

ついでに上のリストに入ってないやつで本邦の女性ボーカルのを見つけたのでそれも挙げとく↓。少なくとも眠くなるだけの小野リサよりは遥かにいい。
http://musik.hilfe-forum.eu/yt.php?v=ptUfSqtIMDU
因みにこの曲はDjalma Ferreira(ジャルマ・フェレーラ)という人の作曲で、「リカード・ボッサ」とか単に「リカード」(コニチハみたいなこと?)とか呼ばれたりもするようだ。またほとんど名を知られていないこの作曲者(すでに故人)のアルバムHelp Yourself to Brazilianceというのが5月あたりなんと日本のレーベルから出るそうなので、この曲が入ってるかどうか注目したい。