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『クローバーフィールド/HAKAISHA』

クローバーフィールド/HAKAISHA (竹書房文庫 DR 206)
http://www.04-05.jp/
久し振りに洋画を劇場で見てきた、噂の『クローバーフィールド/HAKAISHA』。面白かった。子供の頃よくバス酔いしたし今も船は全然乗れないので一応気をつけてはいたが、冒頭のパーティー・シーンでちょっと心配気味だったものの佳境に入るや急激に慣れてきて、逆に激しい画面の揺れが快感になったから妙なものだ。もっとやってもっと激しく続けて、みたいな。ただ映像的にはそんなふうに革新的だみたいに思わせていながら、お話は至って能天気なハリウッド・エンタテインメントそのものなので、そこがむしろ大いに好き。911以降の破壊のメタファーがどーのこーのとかいうもっともらしい屁理屈付けは実はあまり関係ないと思う。要は「はっくりょくあっておんもしれぇー」ってことだけありゃいいんじゃないかなこれは。とはいえ、手持ちカメラ映画の傑作同士をあえて比較ってことになれば、やっぱまだ本邦の『ノロイ』に軍配をあげるけどね、その心根のぶっ飛びさ度合いにおいて。
ところでこの映画には近頃流行りのいろんな裏設定とかあるらしく、以下はその関連映像。でも個人的にはそういうのに深入りするより純粋に本編だけ軽く楽しんだほうがいいような気がする。

http://www.1-18-08.com/

最後に、一つだけネタばらししておこう。この映画は……



                       


                       


                        


                        


                                      ……クトゥルー神話だ!(嘘)