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「C調言葉に御用心」

熱い胸さわぎ
サザンオールスターズが活動休止とかいって騒いでるけど、今までだって散々休止してきたじゃないかよ、むしろ活動中より長いぐらいで。それに今すぐってわけじゃないんだろ。要するにそれまでに休止ネタで荒稼ぎしようってことだわな。
実はデビュー当時相当好きだった、つまり70年代末に『ベストテン』や『夜ヒット』に衝撃的に出まくってた頃。何で一発で好きになったかといえば理由は全く単純、ラテン系だったから。これに尽きる。サザンがロック・バンドだなんて全然思ってなくて、徹頭徹尾ラテン・バンドだと思ってる今でも。というよりラテン系ムード歌謡グループだな正確にいえば。つまり歌謡曲がとにかく好きだから、そこにドスンと新しい形で嵌まってきたから「こりゃいい!」と思ったわけで。もう1つのわけはテレビに盛んに出てたから。これに尽きる。こっちはとにかくテレビっ子で毎日それしか見てないから、もしサザンがテレビに出ないで粋がってるニューミュージック系のアーティストさまだったら興味持たずに終わってたかもしれない。よき流行歌ってものはレコードなんか買わなくたってテレビ見てりゃ憶えられるってのが基本だと確信してるから(テレビに出ないやつら=テレビに出ないことを売りにして稼いでるセコい大物連中は基本的に嫌いだった)、サザンのレコードなんて買ったことない。歌番組さえ見てりゃ映像付きで楽しめるってのに、何でわざわざレコード屋に足運んでカネ払って音だけ聴かなきゃならん? 後年世間が大物ロック・バンドに祭り上げてからのアルバムCDを1枚だけ試しに買ってみたことがあるが(それもBOOKOFFで)、すでにもうピントが合わなかった。というわけで今回ふと思い立ち、初めてデビュー・アルバム『熱い胸騒ぎ』の再発売CD(上のジャケ写)を入手してみたわけです。つってももちろんアマゾンのMPで5〜600円ぐらいだったから買ったまでだが。デビュー曲「勝手にシンドバッド」、ボサ・バラード「別れ話は最後に」、ぶっ飛んだ「女呼んでブギ」等が収録されてる。
ところでサザンで好きな曲は、1番「C調言葉に御用心」2番「思い過ごしも恋のうち」3番「勝手に…」4番「気分しだいで責めないで」でいまだ不変。その順番で以下に。↓