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後藤真希


つい先日「後藤真希UFAを出たほうがいいんじゃないか」と書いたが、まさかその声が届いたからでもないだろうが22日(日)に後藤がエイベックスに移籍したことが明らかになった。それもさいたまスーパーアリーナで(!)やったというエイベックス・グループ株主総会(8000人!)での恒例ライブでど派手にお披露目されたとのこと。↓
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20080623-375156.html
エイベックスといえばいうまでもなく音楽業界最大手で、売れ筋アーティストの6割方を抱えてるんじゃないかと思えるほどの大組織だが、それでいて妙に情が細やか(?)というのか、騒動後に長らく再メジャーデビューできずにいた鈴木亜美(元鈴木あみ)を復活させたり、演歌系リストラの嵐が業界に吹き荒れたとき犠牲になった谷村新司を所属させたり(谷村自身は演歌系ともいえないが)など、意外と業界のサルベージ係orリサイクル担当のような役割を果たしてきてもいるので、今回後藤もその口と知って驚いたというよりはむしろなるほどそうかという感じのほうが強い。無論MAX松浦社長の方向性もあるだろうが、ひょっとすると現在取締役やってるという飯田久彦(元テイチクエンタテインメント会長)あたりの影響もあったりするんじゃなかろうか。飯田といえばロカビリー後期のスターでおいらの子供時代のアイドルだった(伝説の『7時にあいまショー』レギュラー!)が、プロデューサーに転じてピンクレディーらを育てたのちテイチク社長になり、前述の演歌系切り捨ての波に激怒して擁護派の旗手となった熱い男だ。そんな飯田がエイベックスに迎えられたときは意外の感がしたものだが、実はそういう妙な情の厚さみたいなところで松浦と共鳴しあったのかもしれない(ある意味飯田もサルベージされた1人ともいえるわけで)。
しかしあるいはもっと単純に、松浦自身かつて自分が関わってた『ASAYAN』を通じて後藤のことを(同時に当然鈴木亜美のことも)よく知ってたというか気になってた、という下地があってのことかもしれない。その意味では、ファンの間で有名なオリコン順位バトルを繰り広げた90年代末期の2大アイドルだった鈴木もモー娘。すなわち後藤も(前者が「BE TOGETHER」大ヒットさせて勝った直後、後藤が新加入した後者が「LOVEマシーン」で攻守逆転した)、それを羨ましげに横目で見ていた松浦に今はともに拾われて同じ釜の飯を食うはめになったという図には、なかなか感慨深いものがある。そういえば今や同社の稼ぎ頭となったEXILEセンターフォワードATSUSHIも元はやはり『ASAYAN』の落選組だったし…
ところで記事によると後藤は今回のライブでW・ヒューストンの「Saving All My Love for You」を唄ったそうだが、どうなんだろうそういう路線が本当に彼女に合うんだろうかと一抹の疑問を拭えないのもたしかだ。まあプロ中のプロが仕掛けることだから、俺ら素人がどうこういっても始まらないが。ただ鈴木亜美も歌でほんとに再成功してるとは今のところ見えず、無理やり気味に映画主演を捻じ込んだり(『エクスクロス 魔境伝説』)みたいな展開があるのが気になりはするが… でも後藤のスター性は疑問の余地のないところだから、上手く化学反応が起こってくれることを(どこかで聞いた言い回しだが)期待しよう。


余談だが今回のライブではやはり騒動後の株主への顔見世となった倖田來未が昨日ここで採りあげた「Moon Crying」を涙ながらに唄ったとのことで、この2人のお騒がせ組が皮肉にも売上過去最高を祝う大イベントで一番の目玉になったようだ。(上の写真は熱唱する2姫)