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「阿久悠物語」

「ヒットメーカー 阿久悠物語」(8/1金・日テレ)。
http://www.ntv.co.jp/akuyu/

田辺誠一阿久悠役ってことで最初「え?」と思ったけど(いや別に嫌いな役者じゃなくてむしろ好きなほうで、とくに気に入りは菅野美穂と共演した連ドラ『2001年のおとこ運』)、妙なもので見ていくうちにどんどんハマってるように思えてきた。ついでに演出もいまいちリズムが悪いような気がしてたが、それも先へ進むにつれてどんどん感化されてった。
再現ドラマ部分でピンク・レディーをやった高橋愛新垣里沙は流石の歌と踊り。こういうのを安心して任せられるのってやっぱハロ系しかいないもんな。彼女らが5期メンであることを考えると今更ながらなんかジンとくるよね。
あとごく短時間ながら(計数分にも満たないだろう)山口百恵やった星野真理は、バラエティで超天然であることが暴露されて以来ちょっと神がかってきたようで、今要注目だなとあらためて思わせた。
この百恵と阿久悠の〈闘い〉が後半の芯になってたけど、そこは相当興味深かったな、とくにレコ大で阿久(=ピンク・レディー「UFO」)に敗けて去る百恵の後姿のオーラの描写とか。このあたりは千家和也阿木耀子&宇崎竜童らの動向も交えて描いたらもっと凄い歌謡曲史ドラマができそうだが… 因みにその年(78年)の紅白(レコ大直後の)で百恵が紅組のトリを唄い(「プレイバックpart2」)、そのあと沢田研二が大トリ務めた(「LOVE(抱きしめたい)」)場面は今でも鮮やかに記憶にある。そのあたりを境に時代的に何かが変わっていったとこのドラマでいってたが、たしかにそんな気がする。
最後に、演出やった金子修介のブログのあるエントリを紹介しておく。↓
ttp://blog.livedoor.jp/kaneko_power009/archives/50695553.html
鈴木愛理がふと浮かんだ」て…金子修介、おいらと同世代でどんだけそっちに詳しいんだ?!(上の写真左端が鈴木愛理)
同ブログの今日(8/1)の書き込みによると、このドラマは事情で再放送もソフト化も無理らしいが、こっちも事情で残念ながら録画できなかった──といっても単に裏の金プレのドラマを録画してたからってだけなんだが。