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年末歌謡事情3

レコ大、安住司会進行やってたじゃないか。だったらマチャアキほんっとに要らないから今年限りでクビにしてくれ。あいつさえいなくなればレコ大は百倍面白くなるよ絶対。今夜だっていってることといったら「おめでとうございマース」の繰り返しでしかなかっただろ。当然だよな、歌にも歌手にも歌謡界そのものにも何の興味も関心もないやつなんだから。だから受賞者とのまともなトークなんてできるはずもない。せめて進行が巧いのかといえばそんなことはまるでない。それどころか例えばPerfumeの紹介のときなんか優秀アルバム賞を「最優秀アルバム賞おめでとうございます」といい間違えて慌てていい直す有様(因みに最優秀は安室奈美恵)。ったくメイン司会者のやることかよ。Perfumeのことなんて当然何も知らないから何を喋ればいいかと頭ん中パニクってつい口が滑っちまったんだろうな。今の歌番組の司会はもうただ盛り上げればいいとか面白いこといえばいいなんて時代じゃない。去年の紅白での鶴瓶の成功や『泣ける歌』の西田敏行起用の例が示すように、いかに歌自体を聴かせるかが勝負になってきてる。今の歌謡界ってあまり好きじゃないけどその方向性だけは間違ってないと思う(但し「泣ける歌」的な感動の押し売りはむしろ嫌いだが)。だから『HEY3』や『うたばん』が自滅していくのは目に見えてるし、まして未だにマチャアキを暗然と戴かざるをえないレコ大なんて不要物の最右翼だ(といっても賞そのものじゃなく番組として、ってことだが)。TBSだって内心じゃいい加減気づいてるはずなんだが…
…なんていう不愉快な話題はともかく、大賞のEXILE「Ti Amo」はいい歌だね、受賞に値すると思う。感動の押し売り型のコブクロ(去年の大賞)なんかよりは遥かにいい。にしても『ASAYAN』落選組だったATSUSHIが当選組のCHEMISTRYにここまで差をつける時代がくるとは思わなかった。しかもこの歌、当時ATSUSHIを落としてケミを拾った松尾潔が作詞作曲に駆り出されてるというのも何とも皮肉な…
あと当然の結果とはいえジェロの最優秀新人賞には出雲崎町がまた町ぐるみ大盛り上がりだろう、はしゃぎすぎで気恥ずかしさは否めないが。また贔屓の作曲家鈴木道明が功労賞の一人に選ばれてたのも密かに嬉しかった。
それから歴代組の懐かし映像で個人的に「コレ!」というのを挙げるなら、中森明菜の「ミ・アモーレ」↓。85年大賞曲で、作編曲はラテン・ピアニスト松岡直也。当時この歌が気に入った余波で松岡のバンドのアルバム買ったりもした。

因みに明菜は翌86年にも「DESIRE -情熱-」で大賞連続受賞の偉業を成してる。例の「♪げらっげらっば〜には〜」の歌で、前者と並びフェイバリットの双璧。