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ドラマ雑感


噂の東海昼ドラ『非婚同盟』(週日pm1:30〜2:00)数回分録画を見たが、いやこれは凄い展開だなたしかに。あまりの凄さに引くほど。濃い佐藤仁美ファンにとっては見逃すべからざるものだろうが(逆にファンゆえ見たくないというのもあるかも)、個人的には気になる人ではあるもののそこまで濃い思いがないので、毎日欠かさず見続けるというのはちょっと厳しそうだやはり(彼女以外に目当てになる女優がいないのも難だし)。ただ怖いもの見たさ?でどんな凄いことになってるかたまに覗くぐらいならいいかもしれない。


『交渉人SP』(2/28土)は視聴率17.1%で同日トップだった模様。テレ朝気をよくして先行きの展開考えてほしい。


一方3/1(日)の大河『天地人』)は「謙信死す」で、序盤最大の盛り上がりとなるべきエピソード(御館の乱)の契機の回だったにも拘らず20.1%と開始以来最低調に終わった。勿論数字が全てじゃないし低いこと自体がどうこうとかはあまり思っていないが、ただ実際に内容を見て個人的に感じることと案外比例してるかもという観があるのは否めない。つまり端的にいってどうも演出のリズム感がいまいちよくないってこと。実はその点が開始当初1番よかった要素だったので、それがどうも回を追うごとに低調になってるようなのが気になる。ドラマ視聴者ってのは実はストーリーだのリアルさだのなんてことよりとにかくドラマの「リズム」に1番敏感なんだな意識的か無意識裡かを問わず。あと戦国時代といえば当然その名の示すとおり戦(いくさ)のシーンが最大の見所となるのは歴代大河がよく証明してることだし、実際合戦シーンに異常なほどカネと人をつぎ込んで映画も顔色ないほどの迫力を生んだ例が幾度もあるが、今年の場合まだ大掛かりな合戦場面が1度もなく、大きな戦役まで全部ナレーションで流してしまったりというのも痛い。


3/2(月)映画『チーム・バチスタの栄光』。これは無論ドラマじゃないが、前期のドラマ版(関テレ)が意外と面白かったので、比較(なんてことは普段あまりやらないのを旨としてはいるが)の面からも期待してたんだが…これがとんだ失敗作だった。何なのこの迫力のなさは? これじゃドラマ版のほうが100倍は面白いよマジで。大河の例じゃないけどこれまた演出に難ありだ、それも特大の。映画ファンはこんな低調なの観てそこそこヒットさせてしまうほど甘いのかね? 昔ドラマ版『ショムニ』が大ヒットしたあと「ドラマは見てない」と豪語して1000倍退屈な映画版撮って大恥かいた監督がいたが、この『バチスタ』の場合は逆に映画版のダメなところを改めてドラマ創ったんじゃないかとすら思える(実際そうだろうな)。1時間ほど我慢して見たが、とうとう途中で匙を投げた。あんなんじゃ犯人が誰だろうがどうでもよくなる。たまたま大河共々阿部寛が鍵握る役どころで、その点もファンだけに残念。