本格ミステリ大賞

第9回本格ミステリ大賞が決定しました。ドジ踏んで迷惑かけた罪滅ぼしに紹介させていただきます(ってもう公式サイトに発表されてるけど↓)。
大賞受賞作＝小説部門・牧薩次『完全恋愛』、評論研究部門・円堂都司昭『「謎」の解像度』。後者は推理作家協会賞とＷ受賞。
http://honkaku.com/award/award.html

候補作＆得票数。
小説部門
『完全恋愛』牧薩次(マガジンハウス)　23
『裁判員法廷』芦辺拓(文藝春秋)　4
『造花の蜜』連城三紀彦(角川春樹事務所)　13
『ペガサスと一角獣薬局』柄刀一(光文社)　6
『山魔の如き嗤うもの』三津田信三(原書房)　11
評論研究部門
『幻影城の時代完全版』本多正一編(講談社)　7
『探偵小説のクリティカル・ターン』限界小説研究会編(南雲堂)　2
『「謎」の解像度』円堂都司昭(光文社)　13
『本格ミステリ・フラッシュバック』千街晶之他(東京創元社)　3
『密室入門！』有栖川有栖×安井俊夫(メディアファクトリー)　2
詳報全選評『ジャーロ』夏号(6月)掲載予定とのこと。受賞作はどちらも素晴らしい作品で栄誉に相応しいと思います。作者の方おめでとうございます。
他の候補も力作揃いで、よい戦いだったんじゃないかと。開票に携わった＆立ち合った皆さんご苦労さまでした。