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松本明子

9/24(木)恒例『史上最強のメガヒットカラオケBEST100・完璧に歌って1000万円』はマンネリ化著しい中で意外にも初登場だという松本明子が唯一救いだった。

「六本木心中」をフェイクまで巧みに入れて完璧寸前までいったのは、歌詞間違え云々に関係なく歌の巧さにあらためて流石と感心した。元々アイドル歌手だったのは周知だがそれ以上に『ものまね王座決定戦』の常連だったことで歌唱鍛えられたのはたしかだろう。けど他人の真似してるのより自分の声で唄ってるときのほうが遥かにいい。
でこの映像↓は昔あった何とかいう深夜系音楽番組(タイトル失念、結構よく見てたんだがorz)にゲストで出たときので、4分過ぎあたりからキーボード弾き語りで自曲「soon」を唄ってる(その前のトークが長いので忍耐力ある人のみ見るよろし)。

この曲は松本主演の連ドラ『サービス』(98年)の挿入歌で作曲は何とあの呉田軽穂!(詞は松本自身)
そもそも松本明子というとバラドル(死語?)のハシリで『DAISUKI!』『電波少年』等で一世風靡し一時期は国民的タレントといってもいいほどだったが、個人的にはむしろドラマ女優としてのほうが遥かに関心高い。事実90年代半ばから2000年代前半にかけての頃は実は主演ドラマが目白押しで(今となってはほぼ忘れ去られてるが)、『たたかうお嫁さま』『グッドラック』『オトナの男』『彼女たちの結婚』『サービス』『プリズンホテル』『東京庭付き一戸建て』『女神の恋』と枚挙に暇がない。実はそれら全部を見ているが1つとしてハズレがなく面白かった。しかも全キー局に跨っている上に視聴率も悪くなかったので、それだけのキャリアを積めば普通なら今頃は「大女優」の地位に鎮座してても全然おかしくないのだが、しかし如何せんキャラがそういう方向とはあまりにも真逆な上に、おそらく育児のためドラマ仕事を極度にセーブするようになったせいで、今では彼女を女優として認識してる視聴者さえいなくなってしまったんじゃないかとさえ思える。それでも今年は朝ドラ『つばさ』にレギュラー出演したので、それを機に女優松本明子また是非本格復活&再評価となってほしいものだ。
因みに上に挙げた作品群の中で一番の傑作はというと最後の『女神の恋』(03年NHK)だ。怪優山口祐一郎とほとんど2人だけの密室劇といってもいい高濃度なラブコメディで、世間的評価も高く松本のドラマで唯一DVD化され今も密かに売れ続けてる。驚くことに32あるAmazon評のうち31が★5個だ(残り1つは4個)。願わくば他のドラマも再発売されんことを。
ついでに「soon」のc/w「静かなまぼろし」(ユーミンのカバー)もあげとく↓。

女神の恋 [DVD]
































※『救命病棟24時』終SP×関ヶ原天地人』の視聴率戦は19.3%×20.0%の僅差で後者に辛うじて軍配。但し連休中のゴールデンは平時より2〜3%低まるので両者ともそれだけ上乗せして見るのがいいかも(後者はさらに再およびネット配信が加わるが)。http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20090924032.html