.

仲村トオル

ここ→http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20100422 で採りあげた中原丈雄、連ドラレギュラーは珍しいと書いたが、見てなかった『コード・ブルー2nd』では新垣結衣の父親役をやってたとのこと。といっても娘に治療される側の役らしいので(http://www.fujitv.co.jp/codeblue/story/index11.html)レギュラーとはいいがたいかもしれないが。それより気になる(ほどでもないが)のは『絶対零度』と同じ「白石」という名前の役柄だってこと。たぶんシャレで『ブルー』のほうから頂いたんだろうな。
ってことで刑事物系以外で気になった連ドラを…と思ったんだが、一番期待してた『同窓会〜ラブ・アゲイン症候群』(斉藤由貴隠れファンだし久しぶりに三上博史見れるし)がどうも定型に嵌まりすぎてるようだと判って落胆。黒木瞳の亭主が吹越満で同窓会で再会するのが高橋克典じゃそりゃ不倫もするだろ、とか。脚本井上由美子(『ギフト』『危険な関係』『北条時宗』『白い巨塔』)なので悪くはないはずなんだが…と思って粗筋見ると意外と波乱がありそうなので途中から見直してみるかも。
がしかし他はとなると『Mother』はテーマが重たすぎるし『怪物くん』は守備範囲外だし『素直になれなくて』は上野樹里なぜか苦手だし…ってことで結局『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』しか残らなかったというお粗末。まあこれも刑事物というか捜査物といえなくもないが。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/bachista2/index.html#cast
実は『バチスタ』前シーズン結構好きで、映画も見てみたんだが全然ピンとこなくて断然ドラマ版が面白かった。見どころはなんといっても伊藤淳史仲村トオルの凸凹コンビぶりで、とくに狂言回しでほとんど空気と化してる「主演」伊藤を差し置いての仲村の濃すぎる演技にはいつもニヤつかざるをえない。その妙味はこの『2nd』でもより以上に楽しめる。とにかく主演クラスでありながら「イヤなやつ」がこれほど嵌まる連ドラ役者は他にいない。一番印象的なのは『眠れぬ夜を抱いて』(故野沢尚原作脚本)での陰謀を巡らすデベロッパー役。あと『薔薇の殺意〜虚無への供物』の氷沼蒼司役も妙によかった。