長澤まさみ

『都市伝説の女』やっぱいいよね〜長澤まさみがノッてやってるのはもちろんだが、それにも増して演出の細かさがいい。とくに平山浩行(柴崎刑事)や安藤玉恵(岩田刑事)のリアクションの細かさは見ものだ。この二人の演じるキャラはかなり面白いよ、いいとこツいてる。あと宅間孝行と菅原卓磨のコンビも絶妙だし。いや要するに言いたいのはそういうところを見ることこそがこのドラマの正しい見方だってこと。その辺の行き届き方、『鍵のかかった部屋』もかなりいいが、今期はやはりこの『都市伝説の女』が一番。
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ところで長澤まさみで一番好きなのは『天地人』での謎の女初音。真田幸村の姉といういかにも謎めかした架空性もさることながら(しかも当初は｢妹｣になる予定だった)、直江兼続に接近したかと思えば信長を救うべく本能寺の変にも居合わせるという神出鬼没さが萌えポイントで、今回の音無月子に通じるところがある。

東宝芸能の宝と言われながら長澤もここまで吹っ切れるにはかなりの歳月がかかってる。変にさんまあたりと絡んで失敗したことも今では肥やしになってるという言い方もできるかもしれない、まあ好意的に見ればの話だが。その意味でオスカーの宝とされてる武井咲も現状では『Ｗの悲劇』はまだ荷が重かったと言わざるをえないが、でも挫折や伸び悩みの時期も経験していくことで徐々に本物になってきた長澤の例が武井にはいいお手本になるんじゃないか、何しろまだ若いんだから。ってまた素人がエラそうに大きなお世話か…