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藤あや子『演歌の花道』

ここ→http://d.hatena.ne.jp/natsukikenji/20120501で注文した『演歌の花道藤あや子バージョンVHSが届いたので視聴。1996発売で、1990(平成2)〜1995(同5)出演時の14曲分の歌唱映像を収録した第1集。98年に第2集も出てるがそちらは中古値がやや高すぎて手を出しにくい。
今回見て判ったのは、この『演歌の花道』という番組は全てセット内でのマイクを持たない歌唱で一貫させてると思っていたが必ずしもそうではなく、稀にマイクを持ったりあるいはセットでなくバンドをバックにして唄う場合もあったらしいこと。勿論例外的だったんじゃないかとは思うが。
典型的?な映像としてはこんな感じ↓。90年OAの「おんな」(詞荒川利夫・曲叶弦大)。湯の街旅情歌なので温泉宿の部屋から中庭を望む設定。

次のは↓91年の「裏町酒場」(さいとう大三・竜鉄也(!))。同日OAの「雨夜酒」(荒川利夫・叶弦大)とともに珍しく洋服でスカート姿も披露。両曲のタイトルどおり雰囲気のある和風酒場が舞台。

次の↓93OA「こころ酒」(三浦康照山口ひろし)も似た感じの酒場。こういう場合大抵店の中と外の両方で唄う。外のセットがまた凝ってる、橋が架かってたり雪が積もってたり。


これら純演歌だけでなく「誰もいない海」(トワ・エ・モア)や「夢一夜」(南こうせつ)など変り種のカバーも入ってるが、この番組ではもうひとつ据わりがよくないような気がする、こっちの目と耳が鳴れてないせいかもしれないが。外せないのが番組名物でもある来宮良子のナレーションで、独特の低温でしっとりと情緒を醸す。やはり矢鱈名調子ぶった高テンションの男性MCの声よりこちらのほうが似合う。
ということで実例を1つ。↓代表曲の1つ「むらさき雨情」(三浦康照山口ひろし)。今回のVHS収録分よりかなり後年の放送分とおぼしい。いろんな歌手の『演歌の花道』での歌唱映像のみをUPしてる奇特なYoutubeチャンネルのもの(先日貼った「居酒屋」もそう)。