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朱里エイコ

昨日(7/31金)『おもいっきりDON!』の「きょうはDONな日?」、命日ってことで朱里エイコが採りあげられてた。目のやり場に困る超ミニスカートで脚線美を惜しげもなく魅せつけて唄う姿は子供には衝撃的だったが、ルックスと相俟っての声と唄いっぷりがまたセクシーで、倖田來未のエロカッコイイのルーツはこの人じゃないかって気がする。そこで代表曲「北国行きで」(72年)↓。

実は当時の紅白でのこの曲の歌唱映像もあがっててそっちでは超ミニ姿見れるんだが、敢えて採りあげない──というのはその映像の冒頭に入ってる佐良直美マチャアキのMCが邪魔っけすぎるからだ(余談だが昔の歌番組より今のほうがよくなってると思える唯一の要素が「司会」だ。昔は歌を聴かせるなんてことよりとにかく場を盛りあげればいいってのが司会の唯一の役目とされてたから、マチャアキみたいに他人の芸能に一抹のリスペクトもないやつが重宝され横行してた)。
…そんなことはともかく、60年代後半から70年代前半頃という時代はこの朱里エイコのみならず以前採りあげた黛ジュン奥村チヨはじめエロカッコいい女性歌手が目白押しだった。安西マリア・安倍律子・金井克子由美かおるetc…とくに安倍律子なんかカメラに撮られる雑誌取材は常にビキニ水着姿が条件とかいってたと記憶してる。
そこでその4人を特集?ってことで採りあげてみる。まず安西マリア「涙の太陽」↓。後年田中美奈子がカバーしたり米倉涼子出演カネボウCMで使われたりした。

安倍律子「愛のきずな」↓。朱里エイコに先立つともいえる脚線美が途中で出てくるので注目。

金井克子「他人の関係」↓。山口百恵中森明菜はじめ後年に多大な影響与えた手の振りと醒めた表情に注目。

由美かおる「いたずらっぽい目」↓。『水戸黄門』で現在まで現役で居続けるとは当時は想像もしなかった。

でその金井・由美に原田糸子と奈美悦子を加えた西野バレエ団のエース4人がレ・ガールズと称し同名番組もやって一世風靡した↓。

↑これよく見てたわー、今見ても67年の映像ってのが信じられないほどなのが驚き。人気面からして原田と奈美は比較的目立たないポジションだが、個人的には金井・由美より好きだった。


『おもいっきり…』でいってたことだが、朱里エイコはその後渡米し本場で力をつけて凱旋するがそのときには時代はフリフリ衣装のアイドル全盛となっていて最早彼女の居場所はなく不遇な後半生を過ごさねばならなかったという。たしかに70年代終盤から80年代にかけての嵐のようなアイドル歌謡時代に比して、その前夜ともいえるこのセクシー歌謡時代は今では何となく影が薄いのを否めないが、でもやはり昭和歌謡のある意味での一番いい面が最大限に発揮された時代だったことは確かだ。
なーんてまたまとめちまったな。